DEXやNFTの売買などを利用するには、仮想通貨ウォレットを作る必要があります。
色々な仮想通貨ウォレットがありますが、一番主流になっている「メタマスク」がオススメです。
メタマスクは、主にイーサリアムチェーンに対応している仮想通貨ウォレット。
仮想通貨を保管するだけでなく、送金も可能です。さらにDEXやNFTゲームとの連携ができます。
本記事では、メタマスクの使い方を徹底解説していきます。
メタマスクとは？
メタマスクは、イーサリアムチェーンを基盤とした仮想通貨ウォレットです。
ウォレットとは簡単にいうと、「仮想通貨やNFTを保管するサイフ」のようなもの。
またメタマスクはイーサリアムチェーンだけでなく、イーサリアムチェーンと互換性のあるブロックチェーンを1つのウォレットアドレスにまとめて管理可能です。
以下のブロックチェーンが、イーサリアムと互換性があります。
- Polygon Mainnet
- Binance Smart Chain
- Avalanche C-Chain など
さらにメタマスクには仮想通貨やNFTの保管以外に、以下の３つの機能も備わっています。
- 仮想通貨の送金
- ブロックチェーンを基盤としたサービスでの決済や取引
- 仮想通貨のスワップ(交換)
様々な機能が備わっているのにも関わらず、すべて無料で利用可能です。
パソコンではGoogle ChrormやFirefoxなどのブラウザに対応しており、またスマホではiPhoneとAndroidにアプリが用意されています。
メタマスクと連携できるサービス
メタマスクと連携できるサービスは、主に以下の３つです。
- NFTマーケットプレイス
- NFTゲーム
- DEX(分散型取引所)
メタマスクはイーサリアムブロックチェーン上に作成されたサービスであれば接続できます。
各サービスで売買や取引をするためには、あらかじめ対応する仮想通貨を送金しておかなければなりません。
NFTマーケットプレイス
NFTマーケットプレイスとは、NFTの販売や売買ができるプラットフォームです。
現在では国内外問わず、多くのマーケットプレイスが存在しています。
その中でも世界最大級であるNFTマーケットプレイスがOpenseaで、取引量や取扱うNFTの数は頭一つ抜けています。
メタマスクをOpenseaと連携すればNFTを購入でき、さらにメタマスクでそのNFTを保管することも可能です。
NFTゲーム
新たにNFTゲームを始めるときには、ゲーム内で使用するNFTやアイテムが必要となります。
このときメタマスクとゲームを連携すれば、メタマスクを通じてゲーム内での決済が可能です。
またゲームによっては、あらかじめゲームで使用するNFTを購入しておく必要があります。
この場合もマーケットプレイスでNFTを購入しておき、購入したウォレットとゲームを連携すればゲーム内でNFTを使用できます。
DEX (分散型取引所)
メタマスクをUniSwapやPancakeswapなどのDEXと連携することで、スワップやステーキングができます。
DEXとはDecentralized Exchangesの略で、分散型取引所と訳される。中央集権的な管理者がいないスマートコントラクトを用いた取引所のこと。
メタマスクにもスワップ機能は備わっていますが、スワップできる仮想通貨の数が少ないです。
またNFTゲームを始めるときには、DEXでしか取り扱っていない仮想通貨が必要となる場合もあります。
DEXでスワップした仮想通貨は、もちろんメタマスクに保管されます。(仮想通貨が見当たらない場合はインポートが必要)
メタマスクの始め方
さっそくメタマスクの始め方を解説していきます。
メタマスクの始め方は以下の3ステップです。
- アプリをインストールする
- ウォレットを作成する
- リカバリーフレーズを確認・保管する
①アプリをインストールする
まずはメタマスクのアプリをインストールしていきましょう。
iPhoneの方はAppストア、Androidの方はGooglePlayストアを開き、「メタマスク」と検索してください。
こちらからもダウンロード可能です。
千葉検索したら、MetaMaskの部分の「入手」をタップします。
インストール終わったら、アプリを開きます。
②ウォレットを作成する
アプリを開き「MetaMaskへようこそ」が表示されたら、画面下の「開始」をタップします。
「ウォレットのセットアップ」が表示されるので、「新規ウォレットを作成」をタップしてください。
続いて「MetaMaskの改善にご協力ください」が表示されたら、下までスクロールし「I agree」をタップします。
次に「Our Terms of Use have been updated」が表示されます。チェックを入れ、「Accept」をタップします。
③リカバリーフレーズを確認・保管する
ここからメタマスク設定の重要な部分に移っていきます。
まずはパスワードを設定し、設定できたらチェックを入れ「パスワードを作成」をタップします。
「ウォレットの安全を確保」が表示されたら、「開始」をタップしてください。
画面が切り替わったら、同じく「開始」をタップします。
ここで秘密のリカバリーフレーズが表示されるので、忘れずにメモをしましょう。
秘密のリカバリーフレーズとは、ウォレットの「秘密鍵」を管理する12個の英単語から構成される暗号データのこと。このフレーズが流出すると、メタマスクに保管されている仮想通貨やNFTなどが盗まれてしまうので、注意が必要です。
メモが完了したら、「続行」をタップしてください。
画面が切り替わると、先ほどのリカバリーフレーズを入力するように求められます。
1から12の順番で、間違わないように入力していきましょう。
リカバリーフレーズの入力が完了すると、「おめでとうございます」と表示されます。
千葉メタマスクの使い方【初心者向け・スマホOK】
ここからは、実際にメタマスクの使い方を解説しています。
また今回は、NFTマーケットプレイスであるOpensea接続するまでの手順を紹介します。
Opensea接続までの手順は、以下の4ステップです。
- 仮想通貨取引所の口座開設をする
- イーサリアムを購入する
- メタマスクにイーサリアムを送金する
- 各サービスのウォレットと接続する
上記の4つのステップは、イーサリアムを用いた方法で解説していきます。
千葉仮想通貨取引所の口座開設をする
まずはイーサリアムを購入するために、仮想通貨取引所の口座開設しましょう。
千葉まだコインチェックの口座開設をしていない方は、こちらの記事から口座開設を行ってください。
口座の申し込みはたったの10分で終わるので、サクッと済ませてしまいましょう！
すでにコインチェックの口座開設が終わっている方は、次のステップへ移ってください。
イーサリアムを購入する
コインチェックの口座が開設されたら、イーサリアムを購入していきます。
「イーサリアムの購入方法がわからない」という方は、以下の記事で詳しく解説しています。
コインチェックからメタマスクにイーサリアムを送金する場合、0.005ETH(約1500円)の手数料がとられます。
そのため、イーサリアムを購入する際には手数料を考慮した金額を購入して下さい。
メタマスクにイーサリアムを送金する
イーサリアムが準備できたら、メタマスクに送金しましょう。
メタマスクへの詳しい送金方法は、以下の記事を参考にしてください。
ここでは簡単にメタマスクへの送金方法を解説していきます。
初めにイーサリアムのウォレットから「送金」をタップします。
続いて、「送金先」と「送金額」を設定します。
初めて送金先を設定する際には、「追加/編集」から設定してください。
千葉
もしも初めての送金が不安という方は手数料がかかりますが、試しに少額のイーサリアムをメタマスクに送金するのをオススメします。
各サービスのウォレットと接続する
無事イーサリアムが送金されメタマスクに反映されたら、最後にopenseaと接続していきます。
openseaにアクセスし、左上の「三本線」をタップします。
下にスクロールすると「ウォレットを接続」があるので、タップしてください。
メタマスクをタップします。
MetaMaskを開きますか？と聞かれるので、「開く」をタップ。
「開く」をタップ後、メタマスクのブラウザ上でOpenseaが開かれていたら、メタマスクとOpenseaの接続は完了です。
ちなみに先ほどの画面では、Binance Smart Chainでの接続になっています。
ネットワークの変更は、右上のアイコンから可能です。
タップするとネットワークが表示されるので、イーサリアムチェーン(Ethereum Main Network)をタップしてください。
これでイーサリアムチェーンに変更されます。
メタマスクのメリット
ここではメタマスクのメリットについて解説していきます。
メタマスクのメリットは、以下の３つです。
- メタマスク1つでブロックチェーンを基盤としたサービスが利用できる
- 仮想通貨取引所を使わなくてもスワップ(交換)できる
- 1つのアカウントで複数のウォレットを作成できる
メリット①：メタマスク1つでブロックチェーンを基盤としたサービスが利用できる
メタマスクはイーサリアムチェーンのウォレットですが、Binance Smart ChainやAvalanche C-Chainなどにネットワークを設定できます。
また自らネットワークを追加できるため、利用したいDAppsやNFTゲームなどのサービスに合わせた設定も可能です。
DAppsとはDecentralized Applicationsの略で、分散型アプリケーションと訳される。DAppsは、ブロックチェーンを基盤とした非中央集権型アプリケーションのこと。
メリット②：仮想通貨取引所を使わなくてもスワップ(交換)できる
一般的に仮想通貨の購入や交換には、仮想通貨取引所が必要です。
しかし、メタマスクにはスワップ(交換)機能が備わっているため、仮想通貨取引所を利用しなくても様々な仮想通貨を入手できます。
国内取引所で扱っている銘柄数では物足りないけど、海外の取引所は使いたくない方にはメタマスクがオススメです。
メリット③：1つのアカウントで複数のウォレットを作成できる
メタマスクは、1つのアカウントで複数のウォレットが作成可能です。
つまり「投資用・保管用・決済用」といった目的に合わせたウォレットの管理ができます。
ウォレットを複数作成しても費用はかからないので、用途に合わせてうまくウォレットを管理しましょう。
メタマスクのデメリット
続いて、メタマスクのデメリットを解説していきます。
メタマスクのデメリットは、以下の３つです。
- すべてのブロックチェーンには対応していない
- コールドウォレットと比較して安全性が低い
- ビットコインを保管できない
デメリット①：すべてのブロックチェーンには対応していない
メタマスクは様々なネットワークの設定ができます。しかし、設定できるのはイーサリアムと互換性のあるネットワークです。
イーサリアムと互換性のないブロックチェーン(ソラナやビットコイン)を基盤としたサービスには、メタマスクは利用できません。
そのため、これらのサービスを利用するためには、そのブロックチェーンに対応する別のウォレットが必要となります。
デメリット②：コールドウォレットと比較して安全性が低い
メタマスクはインターネット上で管理されるホットウォレットであるため、100%安全とは限りません。
インターネットから切り離して管理されるコールドウォレットと比べると、セキュリティ性が低くなりハッキングリスクが高くなります。
とはいっても、メタマスクは利便性が高い仮想通貨ウォレットなので、以下の３つに注意して利用すれば問題ありません。
- リカバリーフレーズの管理を徹底する
- 信頼のあるサービスのみを利用する
- ウォレットにある知らないコイン(スキャムコイン等)には触らない
デメリット③：ビットコインを保管できない
上記したように、メタマスクはイーサリアムと互換性があるブロックチェーンしか利用できません。
そのため、イーサリアムと互換性がないビットコインはメタマスクで保管することができません。
ビットコインを保管したい場合は、仮想通貨取引所または他のウォレットを利用しましょう。
まとめ：メタマスクとは？使い方を解説
千葉メタマスクは、無料で作成できるイーサリアムチェーンを基盤とした仮想通貨ウォレットです。
またメタマスクはPCだけでなくスマホアプリもあるので、誰でも簡単に作成できます。
最後にもう一度、メタマスクの始め方の手順をおさらいしましょう。
- アプリをインストールする
- ウォレットを作成する
- リカバリーフレーズを確認・保管する
この中でもリカバリーフレーズは絶対に盗まれないようにしてください。
盗まれてしまうと、メタマスク内の資産がすべてなくなります。
「国内の仮想通貨取引所だけでは物足りない、NFTを触ってみたい」という方は、ぜひメタマスクを使ってみてください！
メタマスクで使うイーサリアムの購入、送金は、はじめてでしたらコインチェックをおすすめします。
口座開設がまだでしたら、無料でできますのでこちらを参考に開設ください。